2018年、MasterCardの加盟店数はVISAに並び世界第1位に。
“世界でも最も多くの場所で使える”マスターカードブランドのクレジットカードを、1枚持っておきたいですよね。
そんな人のために、以下の条件を満たすクレジットカードを、分類して整理しました。
- 年会費が完全に無料
- マスターカードブランドを選択できる
そのため、MasterCardというクレジットカード自体は存在しません。
あるのは“楽天カードのマスターカードブランド”と言ったように、カード会社との提携カードです。
目次
年会費無料のマスターカード人気ランキング
当サイト、クレマイが独自に行ったアンケート調査で、人気が高かったクレジットカードを以下の条件で絞り込みました。
- 年会費が完全に無料
- マスターカードブランドを選択できる
年会費無料で海外旅行・留学におすすめのマスターカード
海外での医療費は百万円単位になることも。
そんな“もしもの時”に備えるために、海外旅行保険付きのクレジットカードを紹介します。
レックスカード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1~1.50% |
- 年会費無料の高還元率カードがほしい
- 貯めたポイントはキャッシュバックしたい
- Amazonをよく利用する
- 海外に行く機会が多い
- メリット
- デメリット
- 貯めたポイントは1:1で請求値引きに使える
- ネット通販なら1.50%以上の還元率も可能
- 年会費無料ながら海外旅行保険が自動付帯
- Apple PayやGoogle Pay、楽天ペイなども利用可
- 家族カードやETCカードも無料で発行可
- 券面がシンプルでかっこいいと評判
- ポイントの使い道が限られている
- ANAマイルへ交換できるがレートは低い
- ポイントは月利用額に対して2,000円ごとに付与(最大1,999円分はポイントが付かない)
- 実店舗の優待、旅行系サービス等はない
- ランクアップ先の上位カードがない
レックスカードは年会費無料ながら、最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯。

還元率が1.25%と業界最高水準で、貯まったポイントはカードの利用代金の値引きに利用できます。
海外でカード決済をすると事務手数料が1.6%ほど取られますが、レックスカードではそれに迫る勢いでポイントが貯まるので、あまり気になりませんね!
※2020年6月20日をもって新規入会ができなくなってしまいました。
楽天カード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~3.00% |
- 年会費無料の高還元率カードがほしい
- 楽天市場をよく利用する
- 初めてクレジットカードを作る
- 国際ブランドを選びたい
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%、楽天市場で3.0%の高いポイント還元率
- 年会費無料で海外旅行保険も利用付帯
- 学生や主婦、フリーターでも可能性十分
- 身分証明書要らずで簡単ネット申し込み
- Edy搭載、Apple Pay利用可とキャッシュレスにも◎
- 国際ブランドもデザインも豊富
- ANAマイルを貯めたい人にもそれなりに○
- ポイントは楽天市場や楽天ペイで使えるので、交換できるアイテムは実質無限大
- ETCカードは年会費が500円+税(無料にする方法も)
- 所有者が多いのでステータスは低い
- 審査結果は最短即日だが、届くまでは一週間程度
- Amazon派はJCB CARD W等の方がお得
- 楽天からのメルマガが多い(解除可能)
- 期間限定ポイントは慣れが必要(楽天ペイで消化も◎)
- 楽天市場で月9,000円以上使う人は楽天ゴールドカードの方がお得
楽天カードには最高2,000万円の海外旅行保険が付帯。
適用条件は“利用付帯”なので旅費を楽天カードで支払う必要があります。
とはいっても空港までのタクシー・バス代とかでもOKなので、そこまでハードルは高くないですよ。
楽天ピンクカード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~3.00% |
- 楽天市場をよく利用する
- 年会費無料の高還元率カードがほしい
- 楽天カードの発行を検討している女性
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%、楽天市場で3.0%の高いポイント還元率
- 年会費無料で海外旅行保険も利用付帯
- 月額料金を払って女性向けオプションを追加可能(優待/割引/保険など)
- 学生や主婦、フリーターでも可能性十分
- 身分証明書要らずで簡単ネット申し込み
- 評判の良いおしゃれな券面デザイン
- 楽天カードと異なりアメックスブランドは選べない
- 優待や割引は使いこなせる人向け(使えればかなりお得)
- 楽天カードとの同時持ちはできず切り替えが必要
- ステータス性はない
楽天カードと同額の海外旅行保険が付帯。
MasterCardブランドの楽天ピンクカードでは、通常デザインの他にお買い物パンダの可愛らしい券面も選べるます。

“自分だけの特別なカードを持ちたい”そんな女性におすすめしたい一枚です。
リクルートカード
- メリット
- デメリット
- 基本ポイント還元率が1.2%と年会費無料カードではトップクラス
- リクルート関連サービスでの利用は最大4.2%
- Edy、nanaco、Suicaチャージでポイント付与の優秀なチャージクレカ
- 年会費無料ながら海外、国内の旅行保険が利用付帯
- 家族カード、ETCカードも年会費無料で発行可
- 審査基準が易しく、学生やアルバイトでも申し込みできる
- 敷居は低めなのでステータスは高くない
- 楽天カード等のようにランクアップ先がない
- ポイントの使い勝手が賛否両論あり(Pontaポイントに等価交換でき、さらにdポイント等へも交換できるが少し手間)
- Amazonや楽天での利用では他の年会費無料×高還元率カードに軍配が上がる
- ETCカードの発行手数料が1,100円(税込)かかる(JCBは無料)
楽天カードと同様に最高2,000万円の海外旅行保険が付帯。
ただ、怪我をした時の保険が最高100万円と少し少なめ(楽天カードの半分)なのが気になるところです。
年会費無料でAmazon利用におすすめのマスターカード
Amazonでポイントが貯まりやすいクレジットカードを紹介します。
JCBカードWなどもAmazon利用におすすめできる年会費無料のクレジットカードですが、マスターカードブランドではオリコカードザポイントのみです。
オリコカードザポイント
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~2.00% |
- Amazonをよく利用する
- 年会費無料の高還元率カードがほしい
- QUICPayやiDを使いたい
- ポイントの使い道が多い方がいい
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%の高いポイント還元率
- Amazon等の大手ECサイトで2.0%以上も
- 数多くの共通ポイント、JALやANAマイル、Amazonギフト券など交換先が多種多様
- iDとQUICPayを両方搭載する稀有な一枚
- Apple PayやGoogle Pay、楽天ペイも利用可
- ETCカードや家族カードを無料で発行可
- 審査基準が比較的やさしい(学生や主婦も可)
- 券面がブラックで高級感がある
- 還元率アップ対象の実店舗はない
- ポイント有効期限が1年と短い
- 旅行保険は付帯されない
- ポイントアップの通販はオリコモール経由が必要(面倒な場合はJCBカードWが◎)
- Amazonより楽天派は楽天カードの方がお得
オリコモールを経由すると、Amazonでのポイント還元率が2倍に。
さらに、楽天市場やYahoo!ショッピングなど複数のショッピングサイトでも還元率が高くなります。
楽天市場 | 最大16.5% |
---|---|
Amazon | 2.0% |
Yahoo!ショッピング | 2.0% |
じゃらんnet | 2.5% |
ZOZOTOWN | 2.0% |
LOHACO | 2.5% |
年会費無料でゴールドカードのマスターカード
年会費無料のゴールドカードなかで、マスターカードブランドを選択できるのは1種類のみ。
それはイオンゴールドカードです。
- セブンカードプラス・ゴールド→JCBブランドのみ
- エポスゴールドカード→VISAブランドのみ
しかし、どちらもマスターカードブランドは選択不可です。
イオンゴールドカード
- メリット
- デメリット
- イオン系列店舗でポイント2倍や5%OFFなど非常にオトク
- 年会費無料ながら旅行保険がしっかり付帯
- 国内空港ラウンジや全国のイオンラウンジを利用可
- Apple Payや楽天ペイも利用可
- 家族カード、ETCカードを年会費無料で発行可
- イオンカードセレクト等で利用実績が必要(招待限定)
- 招待時のデザインから変更不可(例:ディズニー→ディズニーのみ)
- ミニオンズデザインはゴールド招待されない
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない
- nanacoやEdyにはチャージ不可
イオンゴールドカードはインビテーション(招待)制のクレジットカード。
イオンカードの利用額が多い人に発行の招待状が届き、直接申し込みは不可です。(だいたい年間100万円以上の利用でOKです。)
最高5,000万円の海外旅行保険(2019年4月〜)がつくなど、年会費無料とは思えないほどサービスが充実したカードなので、目指す価値はあるでしょう。
まずはイオンカードセレクトから。
年会費無料でコストコ利用におすすめのマスターカード
コストコで利用できるクレジットカードは、現在はマスターカードブランドのみ。(以前はアメックスのみだった)
VISAやJCB・アメックスは使えません。
パルコカード
- メリット
- デメリット
- パルコ・西友・LIVINで常時3〜5%OFF
- 永久不滅ポイントが貯まる
- PASMOのオートチャージができる
- 店舗受取なら最短即日発行OK
- 国際ブランドを4種類から選べる
- ETCカードの年会費が無料
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイも利用可
- 通常ポイント還元率は0.5%と低め
- 旅行保険が付帯しない
- アメックスは海外事務手数料2%かかる
- 家族カードは発行できない
パルコカードはあくまで一例で、全てのコストコユーザーに適するカードだとは思いません。
このページ内の他のカードも検討してみてください!
年会費無料で学生や20代におすすめのマスターカード
- 初めてクレジットカードを持つ
- すでにVISAブランドのクレジットカードを持っている
そんな学生の方はマスターカードブランドのクレジットカードを一枚持っておくと、留学先や海外旅行で活躍することでしょう。
学生専用ライフカード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 0.50~1.50% |
- 大学生・大学院生・短大生・専門学生の方
- 海外旅行/留学の機会が多い
- じっくりポイントを貯めたい
- メリット
- デメリット
- 海外ショッピングで驚愕の3%キャッシュバック
- 年会費無料ながら海外旅行保険が自動付帯
- 誕生月はポイント還元率が3倍、それ以外も初年度は1.5倍
- L-Mall経由の買い物で最大25倍のポイント還元
- ポイント有効期限が最大5年と長く、ANAマイルやAmazonギフト券にも交換可能
- 学生専用カードなので学生でも審査の不安が低い
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない(利用額に応じて1.0%まで上昇)
- 家族カードを発行できない
- ETCカードは無料だがポイント還元がない
- 学生なら申し込めるが、未成年は親権者の同意が必要
- 利用限度額は比較的低めの設定
最高2,000万円の海外旅行保険が自動付帯、と海外での利用に強みがある学生専用ライフカード。
さらに、海外で利用した額の3%が必ずキャッシュバックされるというのは驚きの特典です。
- バックパックをする人
- 海外旅行によく行く人(例えば韓国に2ヶ月に一回行くなど)
- 留学に行く人
などなど、とにかく海外滞在期間が長い学生は年間で万単位の節約ができるのでオススメです。
セゾンカードインターナショナル
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 0.50~1.00% |
- 年会費無料のカードがほしい
- 有効期限なくポイントを貯めたい
- 西友/リヴィン/サニーでよく買い物をする
- メリット
- デメリット
- 初めての一枚にも適している年会費無料カード
- ネット申込→来店で最短即日発行
- セゾンポイントモール経由のネット通販で最大30倍のポイント
- 有効期限がない永久不滅ポイントが貯まる
- 国際ブランドを3種類から選べる
- 使える電子マネーが豊富、Apple Payも利用可
- ETCカードや家族カードを無料で発行可
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない
- 旅行保険が付帯されない
- ANA、JAL両マイルに交換できるがレートは低め
- 所有者も多くステータス性はない
- 楽天カード等と比べると入会特典が少ない
年会費無料で審査も厳しくなく、学生が初めて持つクレジットカードとしても使いやすい一枚と言えるでしょう。
ららぽーとやパルコにある「セゾンカウンター」で即日発行可能なので、“今週中にカードで支払わないといけない!”と急ぎの時にもおすすめです。
ヤフーカード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~3.00% |
- Tポイントを貯めたい
- Yahoo!ショッピングやLOHACOをよく利用する
- PayPayを使う機会が多い
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%、ヤフー系サービスで3.0%の超高還元率
- Tポイントが貯まるので使い道も非常に豊富
- Apple Payも利用可
- QRコード決済「PayPay」がよりお得に
- 月額約ワンコインで幅広い補償オプションに加入できる
- TSUTAYA会員証機能を登録、更新無料で付けられる
- 国際ブランドをVISA/MasterCard/JCBから選べる
- 旅行保険が付帯されない
- ETCカードは年会費が税別500円かかる
- 審査難易度は低めなのでステータスはない
- 上位カードへのランクアップがない
- ANAマイルに交換できるがレートは低め
ヤフーカードは「Yahoo!ショッピングやLOHACOでオトクだしTポイントは使いやすいから」とネットリテラシーの高い学生に人気。
入会&利用特典で10,000円相当のポイントがプレゼントされるので、どうしても金欠な時のお小遣い稼ぎとしても重宝するでしょう。
年会費無料で審査が不安な人におすすめのマスターカード
前にクレジットカードの審査に落ちた...
そんな人は、発行できるか不安ですよ。
そこで「他のクレジットカードは持てなかった私でも、このカードなら発行できた!」という口コミが多い、審査基準が優しめのマスターカードを紹介します。
イオンカードセレクト
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 0.50~2.50% |
- イオンをよく利用する
- WAONを使いたい
- イオン銀行を使いたい
- カードデザインを選びたい
- メリット
- デメリット
- イオン銀行キャッシュカード、電子マネーWAONが一体化
- イオン系列店舗でポイント2倍や5%OFFなど非常にオトク
- WAONへのオートチャージができポイントも貯まる
- 年会費無料ゴールド「イオンゴールドカード」の招待あり
- イオン銀行の預金金利やATM手数料が優遇される
- 券面デザインが豊富
- Apple Payや楽天ペイも利用可
- 家族カード、ETCカードを年会費無料で発行可
- 通常ポイント還元率は0.5%と高くない
- 敷居は低めなのでステータス性はない
- 旅行保険は付帯されない
- 届くまで少し時間がかかる(仮カードは即日発行可)
- イオン銀行の開設が必要(同時申し込みは簡単)
イオンで買い物をする主婦層がターゲットのクレジットカードで、審査難易度はかなり低め。
豊富なデザインを揃えており、最近ではミニオンズのイオンカードが人気ですよ。
イオンカード(WAON一体型)とイオンカードセレクトの2種類あり、トイ・ストーリーデザインのゴールドカードへのランクアップも期待できます。
ACマスターカード
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 0.00~0.00% | - |
- メリット
- デメリット
- 他カードに落ちても可能性がある独自審査
- 審査結果は最短30分とかなりスピーディ
- 全国各地の自動契約機で最短即日発行
- 公式サイト「3秒診断」で見込みがわかる
- 券面がシンプルでアコムとはわからない
- MasterCardブランドで世界中で利用可
- ポイントは一切貯まらない
- 家族カードやETCカードは発行不可
- 在籍確認の電話あり(本人以外にはアコムと名乗らない)
- 支払い方法はリボ払いのみ
- Apple PayやGoogle Payは使えない
独自の審査基準(カードローンの審査に近しい)を設けているため、「他のクレジットカードはことごとく審査落ちしたけど、ACマスターカードだけは通った」という評判も少なくありません。
券面デザインは意外にもかなり秀逸で、シンプルに「MasterCard」の文字とロゴがあるだけ。(なんならカッコイイです。)
「アコムのクレジットカード使ってる...」と友達や家族にバレる心配はありませんね!
まとめ
いかがでしたか?今回は年会費無料のマスターカードを分類して紹介しました。
あなたにぴったりのクレジットカードを見つけることができましたか?
もし、できていない場合はMasterCardブランドに捉われず、VISAやJCB、アメックスのカードを検討してみるのも良いと思いますよ!