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2016.9.19
値下げはもうやめる! エステサロンが「値上げ」すべき理由
隠れ家的な魅力から、昨今注目を集める個人エステサロン。中には大手サロンにも引けを取らないほどの人気や知名度を誇る個人サロンもあります。
一方で、個人サロンを開業したものの、思うように集客数が伸びなかったり、なかなか売り上げが安定しなかったりでお悩みの方も少なくありません。
エステサロンの売り上げを向上させるためには、思い切って「値上げ」を検討することも必要です。その理由についてご紹介します。
その「値下げ」は集客に結びついていますか?
個人エステサロンでは、大手サロンのように広告宣伝に莫大な金額を投じることはできないのが一般的です。そのため、集客のためにフリーペーパーやクーポンサイトなどで、「安さ」を売りにして「とにかく一度来店してもらおう」と考える方も多いでしょう。
こうした「初回お試し価格」として破格の料金で施術を行っても、それは売上にはつながりません。リピーターになってもらって、次回以降正規の料金で利用していただくことで初めて売り上げにつながるのです。
しかし、安さでサロンを選んだお客様には、次はまた別のサロンを「安さで選ぶ」という方も少なくありません。結局のところ、値下げを行っても、リピーターの獲得や売り上げ向上にはつながりにくいのです。
個人エステサロンが「値上げ」すべき3つの理由
個人エステサロンが行うべきなのは、値下げではなく「値上げ」です。
その理由として、以下のようなことが挙げられます。
(1)売り上げの向上につながる
「利用するお客様の人数や回数が同じであれば」という条件付きになりますが、同じメニューを提供するにあたって、そのメニュー料金が高いほうが当然売り上げは高くなります。料金の値上げは客単価を高める最も有効な方法の一つです。
(2)お客様からの信用を得やすい
エステに求めるものはお客様によって異なりますが、施術により得られる身体的な効果だけではなく、「リラックス」や「豊かな気持ち」などを求める方は少なくありません。料金が安いのは確かにお財布にはうれしいかもしれませんが、安さゆえに「安っぽいサロンかもしれない」と思われる可能性もあります。ある程度高額な料金を見て、「この値段ならちゃんとしてくれそう」と期待する気持ちは誰にでもあるもの。値上げによってお客様からの信用を得やすくなる面もあるのです。
(3)お客様の質が上がる
先の項目ともつながりますが、ある程度高い料金のサロンを選んで利用するお客様は、エステにお金をかける価値を理解している方です。値上げすることで、「良いものには見合うお金をきちんと払う」という良いお客様を集めることにつながるのです。
お客様にリピーターになっていただくには?
しかし、値上げしたとしても、お客様が継続的に足を運んでくれなければ売り上げの安定につながらないのは同じです。「高くてお客様が定着しづらいのでは……」と不安に思われる方もいるかもしれませんね。これは、お客様に「サロンのファン」になっていただくのが大切です。サロンのコンセプト、得意な施術や対象としたいお客様などを明確にして、きちんと伝えていくのが何より大事になってくるでしょう。また、高額になるほどクレジットカード利用の需要も高まります。クレジットカード決済の導入は、今や必須と言っても良いでしょう。合わせて、回数券を販売するなど、次回以降の来店につなげるための方策も取り入れていきたいところです。クレジットカード決済の会社を選ぶ際には、回数券の利用に対応してくれるか、という点も大事なポイントになりそうです。