2016.11.21

決済代行サービス業者、選び方のポイントは？

 
クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済やプリペイド決済、キャリア決済など、決済手段が多様化する中、消費者からもさまざまな決済手段への対応ニーズが高まっています。こうした多様な決済手段にスムーズに対応するには、決済代行サービス業者を利用するのが一般的です。
しかし、ひとくちに決済代行サービス業者といっても、取り扱っている内容や料金、特徴などは千差万別です。どの業者を選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、決済代行サービス業者を比較する際の選び方のポイントについてご紹介します。

 
 
ポイント1：導入したい決済手段に対応しているか
決済代行サービスを利用する目的は、ビジネスの内容によってさまざまでしょう。
「クレジットカードで支払いを行えるようにしたい」
「自動で継続的な課金ができるようにしたい」
「お客様に対して、より多くの決済手段を提供したい」
などといった目的を果たすことができるのかどうかを、まずは第一に確認する必要があります。
また、取り扱う商品やサービスによって、お客様ニーズの高い決済方法は変わってきます。クレジットカード決済導入が主目的であっても、それ以外にも自社の商材に適した決済手段に幅広く対応しているかに注目して業者を選ぶことで、将来的に決済手段を増やす場合にもスムーズに対応することができます。

 
 
ポイント2：システムやツールは使いやすいものか
 

 
決済システムの導入を決めてから実際に利用できるまでどのぐらいの期間や料金がかかるのか、また、導入後の入金サイクルはどのようになっているのかなど、決済システムの導入しやすさや運用しやすさについても比較検討するのが大切です。
また、決済の管理ツールの使いやすさも、決済代行サービス業者により差が大きい部分です。事務作業の効率化には、見やすく使いやすい管理ツールが欠かせません。管理ツールの使い勝手の良さについても、あらかじめ注目しておきたいところです。

 
 
ポイント3：売上を安心して任せられるか
 
決済代行サービスを利用するということは、売上を一時的に決済代行サービス業者に預けるということです。万一、利用していた決済代行サービス業者が倒産した場合、重大な損失が生じることになります。特に、支払いサイクルの早い決済代行サービス業者は、すぐにお店にも入金されるため魅力的に見えます。しかし、これはボリュームの安定しないクレジットの決済金を決済代行サービス業者が立て替え払いしている状態であり、結局資金繰りが厳しくなり倒産…という事態に陥りかねないのです。信用度の高い業者かどうかを見極めることも非常に重要なポイントだと言えるでしょう。
また、クレジットカードのセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠しているかなど、システムのセキュリティ面が信頼できるかも確認しておくべきです。
 
以上、決済代行サービス業者を選ぶ際に注目したいポイントを3つご紹介しました。
また、エステや鍼灸院などの美容業種、結婚相談所など国内のクレジットカード会社の審査が通りにくい業種の場合は、ご紹介したポイントと合わせて海外決済系の決済代行会社を選ぶのもポイントとなります。