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2016.4.28

三単現の「S」

英語を習う上でこの「三単現」という麻雀の役みたいな名前にはうんざりする人もいるのでは!?

 

そもそも三単現ってよくわからない。そういう覚え方はできない。という方、いると思います。

 

こんな覚え方どうでしょうか。

 

 

 

一人称 「私」のみで相手がいなくても表現できます。日記などでもなんでも。

 

二人称 「あなた」 相手がいないと「あなた」とは呼べないですよね。独り言で「いない人」にあなたとはいいませんよね。(精神正常者に限る)

 

三人称 「彼」「彼女」 誰かと話をしていて、もう一人の誰かを指します。二人で話していて自分の事を「彼・彼女(私)」がどうのこうのいいませんよね。

 

 

 

三人目の登場により会話をより明確にするために、動詞に「S」をつけます。

 

ex.   I , You  take   →  He ,  She  takes

go              →   goes

 

幾つかルールがありますが、自力で覚えて下さい(笑)動詞の過去形も同様ですが、、、

 

というのはなかなか覚えられない。覚えて感覚で知らない単語の場合は応用して使うんですが、、、

 

実際、ヨーロッパの母国語を英語としないアルファベットで育った人たち。日本人の指す、ヨーロピアンですが、これらが苦手です(驚)

 

授業中に動詞の過去形、過去分詞をテストしたのですが、20個の動詞をって問題で。

 

日本人、韓国人は大体ほぼ20個正解。精々16問程度は正解。

 

さてはてヨーロピアン、、、12問正解!やったーー!こんなにも正解したぜぇぇ!と検定にでも合格したかのように自慢してきました。

 

普段、会話が遅いアジア人に優越感があった分、こちらの正解数を聞いて青ざめてました(笑)

 

このように語学を学ぶ上で避けるべきなのは、他人と比べない。

 

比べたから伸びるわけではありません。悔しくて猛勉強するパターンもあるでしょうが、言葉とは文法からインプット(ヒアリング、リーディング)とアウトプット(ライティング、スピーキング)があります。

 

総体的に比べても、勝ち負けではないんです。自分が向上したいかどうかです。

 

 

今日は三単現のSの由来について記述しようとしていたのですが、、、

 

というわけで、簡素に書きますね。

 

オールドイングリッシュ(A.D.)1000年くらいでしょうか。ゲルマン系アングロ人がケルト人を退けたのが最初と言われてるとか言われてないとか。

old english

 

アングロ人のランドでイングランドとなったようです。その後はフランスの支配が続き、階級別に英語、フランス語と使い分けていたそうです。

 

ミドルイングリッシュ1200-1500年になると簡素化が進み、難しい古代ドイツ語よりフランス語へ移行し英語が新しく変化していきます。

middole english

 

モダンイングリッシュとなるには印刷機の活躍が挙げられます。口語と文語の差異がうやむやのまま使われてきましたので、印刷機により統一性を。文学(シェイクスピアなど)の登場によりさらに重視されました。

 

このように様々な言語の影響を経て、英語が在るわけでドイツ語、フランス語の名残りで三単現には「S」がつきます。

 

ではどうしてドイツ語やフランス語にはSがつくのか。それはまた今度。